今回は、Yahoo!きっずのデザイナーで新卒5年目の橋本さんに、小学生向けのサービスを作る難しさや、ウェブコーディングの仕事のやりがいなどについて聞きました。
- まず……突っ込まずにはいられないのですが、それ、だてメガネですよね? レンズもないですし。
はい! 大学時代にテレビで「黒縁メガネをかけている男性はモテる」と言っていたのを見て以来、ずっとかけています。
でも「モテ」はせずに「面白い」キャラクターが定着しました……。せめてレンズを入れておけばまだモテたかもしれないんですけどね(涙)
- ……。いま担当している仕事の内容を教えてください!
Yahoo!きっずで、ウェブコーディングを主に担当しています。また、今後は全ての小学校で1人1台タブレット端末が渡されるようになるという話もあるそうなので、きっず検索をタブレットでも最適な表示で見られるよう改善するプロジェクトのマネージャーもやっています。
Yahoo!きっずの担当になって1年半くらいですが、はじめは小学生のパソコンやスマートフォンの使い方を想像するのが難しかったです。
ユーザーである小学生たちと触れ合う機会を増やすため、小学校の授業を見学したり、インタビューさせてもらったりしました。また、夏休みなどに開催するイベントの時には、子どもたちがタブレットを使っている様子を近くで見させてもらっています。
最近は、企画の段階から参加させてもらい、アイデアを出すこともあるのですが、どんな風に動いたら小学生が喜ぶかな、と自分が考えた動きを実装して世の中に出せるところにとてもやりがいを感じています。
サービスが公開されて、子どもたちから「あれ知ってる!」「見た!」などの反応をもらえると「やってよかった!」と思います(^^
また「きれいにHTMLコードが書けたな」と思えた時もテンションが上がります。きれいな構造になっているのを確認すると「オレいい仕事したわ~!」と(笑)
エンジニアさんから「ソースがわかりやすかったので簡単に実装できた」と言ってもらえるとさらにうれしいです!
- 小学生といっても、1年生と6年生ではかなり違いがあると思うのですが、何か工夫していることはありますか?
子どもは大人以上に、年齢によってぜんぜん考え方も知識量も違うので、そういう意味で、Yahoo!きっずは難しいサービスだと思っています。
小学1年生から6年生のすべての学年に使ってもらいたいので、パソコン版のYahoo!きっずは子どもらしいデザインに、スマホ版は大人が使っているヤフーサービスに寄せたデザインにするという工夫をしています。
先日、スマホ版をリニューアルしました。インタビューなどから、高学年になるとスマホを持ち始める子が多いということがわかったので、スマホ版では大人が使うようなユーザインターフェースや動きを実装しています。

(スマホ版のYahoo!きっず)
一方、パソコンは小学生低学年の授業でも使われているので、シンプルなページにしています。

(パソコン版のYahoo!きっず)
- Yahoo!きっずで今後やっていきたいことを教えてください!
より多くの子どもたちに、Yahoo!きっずを使ってもらう機会を増やしたいと思います。
まずYahoo!きっずで、インターネットを使う上でのルールや使い方などを学んでから、大人への一歩を踏み出してほしいと。
Yahoo!きっずは「子どものインターネットの入り口」でありたいと思っています。そしてその後、スムーズにヤフーのサービスを引き続き使ってもらえるようにしていきたいです!
- 休日はどんな風に過ごしていますか?
漫画読んだりテレビをみたりのんびり過ごすことが多いのですが、時々、中学時代の同級生たちとバスケットボールをやっています!
今でも続いている大切な仲間ですね。

(後列左から2番目が橋本さん。バスケ部顧問の先生も時々参加しているそうです!)
- 5年働いてみて、成長したと感じるところは?
まず、コーディングスキルとJavaScriptのスキルが向上しました。
そして、物事の考え方も成長したと思います。入社したころは「やろうぜイエーイ!」みたいな感じで勢いだけだったんですが(^^ 最近は「これをやることでどんな効果があるのか」を考えながら提案できるようになってきたと思います。
Y!アカデミア(※)プログラムや、社内の勉強会に参加したことが特に大きいかもしれません。ただガリガリとコードを書くだけではなく、もっと広い視野で物事を考えないといけないと感じました。
(※)Y!アカデミア:
「ヤフーの次世代リーダーを創出する企業内大学」として2014年4月に開校。役職や職種にかかわらず、現在約100名が在籍している。
- 今後、ヤフーでやっていきたいことを教えてください!
デザイナー業務をしながら、管理職やサービスマネージャーに挑戦していきたいです。自分の仕事の主軸はコーディングだと思っているので、それを続けながら、いろいろなことにチャレンジしていきたいです。
また、ヤフーの顔であるYahoo! JAPANトップページにもいつか関わりたいです。Yahoo!きっずをやっていたからこそ何かできることがあるのではないかと思っているので「子どもから大人になっても」ヤフーを使ってもらうための橋渡しをしたいです。
- 後輩に伝えたいことはありますか?
どんな場所にいても楽しめることを探してほしいです!
私の場合、社内のどのサービスを担当したとしても、ウェブコーディングという仕事は必ずありますが、サービスごとに積み重ねてきたものは違うので、それを「どうしてこういうつくりになっているんだろう」と読み解くだけでも楽しいんです(^^
逆に、最先端の技術を使っているサービスでは、その技術を吸収できる楽しさがあります。
ウェブコーディングには決まった正解はないので、その中で自分なりに突き詰めていける楽しさは、入社して5年たった今でも変わっていません。入社当時のようなフレッシュな気持ちでいつも取り組んでいます!

【関連リンク】
・子どもたちの未来(ヤフーのCSR)