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2015.03.03

公式カメラ隊の女子撮りといえばこの方!

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「Yahoo! JAPAN公式カメラ隊」は社内の写真好きの有志で構成されたボランティアの集まりで、現在は約80人の隊員が活動しています。
そのなかでも今回は、「女子撮りの○○さん」と言われるほど、女性を魅力的に撮影することで隊員から一目置かれている方にお話をうかがいました。

― 「女子撮りといえば!」と呼ばれるようになったきっかけを教えてください。

会社が新体制になってから最初のYahoo! Meeting(全社員が集まるイベント)の撮影をする社内有志メンバー(公式カメラ隊)に選ばれたことがきっかけです。

イベント当日、受付担当の新卒社員の様子を撮影していたら、自分では意識していなかったのですが新卒女子が多めだったそうで、その後女性社員が被写体の撮影依頼が増えたことから、「女子撮りの……」と呼ばれるようになりました。(笑)

女性を撮る時に気をつけていることはありますか?

初対面の方をいきなり撮ることも多いですし、ほとんどの方が撮られることに慣れていないので、とにかく「相手を緊張させない」ことを心がけています。

まず、できるだけ話しかけることで相手の気持ちをほぐし、短い時間で「(自分やカメラが)こわくない」と思ってもらうよう努力をしています。会話をしながら気づいたり、「いいな」と思ったことを褒めて相手に伝えています。

たとえば、こちらの生け花を生けている女性ですが、「ぜんまい」を生け花にしていたので、「食べられるんですよね。これを生け花にするのは珍しいですね」などと会話し
ているうちに、どんどん表情がほぐれてきました。

また、事前に生け花のお作法の勉強をしておき、相手が何を思って生けているのか、その姿勢などを見逃さないようにします。相手にとって「そこに目をつけますか!」というところに気づけた時には、グッと関係が近づけるような気がします。

相手の得意な分野について質問をしていくと一生懸命に話をしてくれるので、そのうちに本人が「(写真を)撮られにきている」ということを忘れてくれます。

話しかける時に気をつけていることは、ファインダーをずっとのぞいているのではなく、話しながらちょくちょく顔をのぞかせて、相手の目を見て話をすることです。時には笑わせたり、いいリアクションの時は「ステキな表情ですよ」とわかりやすく褒めたりもします。

ちなみに、この生け花の写真を撮影した時は、和んで笑顔がでるまで3分もかかりませんでしたよ(^^

他の写真も見せていただきましたが、本当にどの女性もステキな笑顔です♪

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撮影している間は相手と自分の2人だけの世界になります。
「一生のうちのこの時間を撮らせてもらっている」という感謝の気持ちと責任感を感じながら撮っています。

また、カメラ隊はクライアントから依頼を受けて撮影しているので、クライアントが期待しているところを目指すことも常に意識しています。
「クライアントがほしいであろう絵をイメージし、それにできるだけ近づける」というプロデューサー視点を常に持つことも意識しています。

―「kimito」のグラビアアイドルの撮影もされたそうですが、いかがでしたか?

楽しかったです(笑)

でも、現場には「エロさ」はみじんもなくて、ひたすらアイドルたちの商品価値を高める写真を撮れるかということに集中していました。たとえばおなかのしわが寄らないように、とか、胸が大きく見えるように、などに気を配っているので、グラビアアイドルを近くに見られてうれしい、という気持ちを感じる余裕はなく、とにかく必死です(^^

ポーズの指示も自分でするので、グラビアページやサイトを見て研究しました。また、事前に撮影メンバーを会議室に集めてグラビアポーズを男同士で交代しつつ、「いいよ、いいよー」と褒めながら撮りまくるという自主トレを夜な夜な重ねたりもしました。

撮影本番では、「それいいよー」「かわいい!」「それだー!」など褒めを連呼して、現場を盛り上げれば上げるほどいい表情を引き出せました。
某アイドルに「すごいテンションMAXですね」と褒め? 返されたこともあります。

撮影は夏だったのですが、グラビア撮影現場はものすごく暑いんです。アイドルが水着を着ているからスタジオに冷房が入れられないのです。丸1日汗だくで撮り終わると、1キロくらいやせていました!

― 公式カメラ隊にはベテランから若手まで幅広くいらっしゃるそうですが、ベテランとして心がけていることはありますか?

積極的に若手の育成をしていきたいと考えています。
今回のグラビア撮影の時には、毎回若手を連れていって、初回はカメラアシスタント、2回目は1人のアイドルの一部撮影、3回目は1人をまるまる撮影してデビュー、というように独り立ちしてもらうようにしました。

公式カメラ隊はYahoo! JAPANのサービスに関連した案件を撮るので、普段なら撮れないタレントさんや一発勝負のステージを撮ることもあります。そんな重圧のかかる現場でも楽しんで挑んでもらえるよう、若手にはさまざまな現場できちんと撮り切る経験を積んでもらい、自信を持ってもらうよう心がけています。撮影は度胸が大事ですから。

今後やっていきたいことを教えてください!

会社から発信していくメディアに、今後さらにビジュアルで貢献していきたいと思っています。外からみた時に「この会社に入ってみたい」と思ってもらえるようなものを撮りたいですね。

カメラ隊は全員が本来の業務を持ちつつ活動しています。「本業もやりつつ、このクオリティの写真が撮れるのか!」とユーザーをびっくりさせたい、という気持ちで毎回撮影にのぞんでいます。

そして、これからも写真を通して「その人の一瞬を残したい」と思っています。
写真はタイムマシンのようなもので、1枚の写真を見ただけで当時の記憶をよみがえらせることができますよね。

ドラえもんが「記憶というのはなくならないんだよ。記憶は机の引出しにしまったようなもので、忘れたんじゃなくてその引出しがただあかないだけなんだよ」というようなことを言っていたのがとても印象に残っていました。

例えば、あるにおいをかいだ時に子どものころを思い出すことってありますよね。自分が撮影した写真を何年か後に見返した時に、その人が「こんなことがあったな」と思い出してもらえて、引き出しをあけるきっかけになれたらうれしいですね。

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