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プレスリリース

2019.01.23

ヤフー、メッセージングシステム統合OSS「OpenMessaging」開発に参画

OpenMessaging ウェブサイト(外部リンク)

ヤフー株式会社(以下、ヤフー)は、異なるメッセージングシステムを統合するオープンソースソフトウェア(以下、OSS)「OpenMessaging」の開発に、2019年1月より参画します。
「OpenMessaging」は、「Apache Pulsar」「Apache Kafka」といったOSSなど、さまざまなメッセージングシステムを統合するミドルウェアとしてオープンに開発されています。異なるアプリケーション間のデータ連携を行う際、メッセージングシステムが異なると、互換のための実装コストがかかり、システムも複雑化してしまいます。「OpenMessaging」は、これらの技術課題を解決する共通のインターフェースとなります。
100を超えるサービスを抱えるヤフーは、それぞれのサービスに適したメッセージングシステムを選択しています。そのため、自ら開発に参画する「Apache Pulsar」(※1)のほか、「Apache Kafka」「RabbitMQ」など複数の異なるメッセージングシステムを利用しており、サービス間のデータ連携を進めるにあたり同様の技術課題に直面していました。
そのような背景に加え、「Apache Pulsar」を始めとしたさまざまなOSSへの貢献活動が評価されたこともあり、開発メンバーに参画する運びとなりました。
ヤフーも企業間ビッグデータ連携の実証実験を2018年2月に発表(※2)していますが、ヤフーに限らずビッグデータの利活用が進むことで、今後企業間・サービス間のデータ連携の拡大が想定されます。その際に顕在化すると考えられる技術課題の解決に寄与すべく、「OpenMessaging」の改善・標準化に貢献してまいります。
なお「OpenMessaging」には、Alibaba, Didi,Yahoo,Streamlioなど、12社が既に開発メンバーとして参画しています。

ヤフーは、「データの会社」を目指すために、世界的技術トレンドを踏まえた、モダンなテクノロジーの選定・活用を進めています。
「OpenMessaging」に限らず、これからも引き続きOSSコミュニティへの貢献を通じて、技術力を高め、より利便性の高いサービス提供を追求していきます。

※1「Apache Pulsar」は、ヤフーが主要な開発メンバーとして参画しているメッセージングシステムOSS。2018年9月、世界的に著名なOSSコミュニティ支援団体「The Apache Software Foundation」のトップレベルプロジェクトに認定されました。(2018年10月16日)
※2ヤフー、AIを活用した企業間ビッグデータ連携の実証実験を本格的に開始(2018年2月6日)

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