経営方針

トップメッセージ

インターネットができることは無限にある

まだ創業から間もない1997年、私はヤフーに入社しました。当時の日本は、インターネットの黎明期でした。同僚たちと無我夢中で「Yahoo!ニュース」を立ち上げたことが、つい先日のことのように思い出されます。その後、急激に企業規模が拡大していく中で、「ヤフオク!」や「Yahoo!ショッピング」をはじめとしたeコマース事業の統括も経験しました。どのような立場でサービスと関わる時でも、私が一貫して大切にしているのは、利用者の皆様の視点で一番良いと思えるサービスを作る姿勢です。なぜなら、多くの利用者の皆様に使っていただくことが、ヤフーのサービスとして重要であると考えているからです。そのため、サービスへのこだわりは、今でも人一倍強いと自負しています。
社長に就任した2012年、私が最初に取り組んだことは「スマートフォン・ファースト」でした。ヤフーは、国内のパソコン利用では圧倒的なシェアがあります。しかし、スマートフォン端末が急速に普及し始めたことで、インターネット利用もパソコンからスマートフォンへの転換期にありました。そこで全社一丸となり、一つひとつのサービスをスマートフォンでの利用に最適化するため、一層注力していきました。その結果、現在ではデイリーユニークブラウザーの6割以上(*1)、広告関連売上高とeコマース国内流通総額の5割以上が、スマートフォン経由になりました。つまりPCとスマートフォンで、圧倒的に強いヤフーへと生まれ変わることができたのです。
続く2013年には、「eコマース新戦略」を始めました。国内のeコマース市場が拡大しつつある中、「Yahoo!ショッピング」の成長を加速させるため、ビジネスモデルを大きく変更したのです。出店や出品をする際の固定費とロイヤルティを無料化したことで、現在ではストア数と商品数が国内最多(*2)となりました。また、取扱高と売上高も過去最高を更新しています。2015年より本格的に参入したクレジットカード事業では、好調なショッピング事業をさらに上回るスピードで、有効会員数と取扱高が成長しています。
思い返せば、ヤフーの歴史は時流を読んだチャレンジの連続でした。日本でいち早くインターネットサービスを展開すること。最新デバイスに最適化すること。eコマースサービスと決済金融サービスを強化すること。次のチャレンジは、膨大なマルチビッグデータを高度に活用して、サービスをパーソナライズ化させることです。インターネット企業は世界中にありますが、日本と日本の利用者の皆様について一番深く理解しているのはヤフーでありたいと考えています。国内最大規模の利用者の皆様と100を超える多彩なサービスから得られるマルチビッグデータの高度活用は、この理解をさらに深めることになるでしょう。
インターネットができることは無限にあります。ヤフーはこれからもチャレンジを続け、全てのステークホルダーの皆様にとって必要不可欠な存在となることを目指します。

*1 アプリ、ブラウザーからの閲覧を含みます。アプリ、ブラウザーの両方から閲覧した場合は、重複カウントしています。
*2 当社調べ(2017年3月末現在)