市場環境

メディア事業

(株)電通によると、2016年における国内の広告市場規模は6兆2,880億円(前年比1.9%増)となり、5年連続で前年実績を上回りました*1。テレビ・新聞・雑誌・ラジオのマスコミ四媒体広告費の成長率は前年比0.4%減であったのに対し、インターネット広告費(媒体費)は前年比12.9%増の1兆378億円となり、初めて1兆円を超えました。枠売り広告からデータや新しいテクノロジーを用いた運用型広告へ市場の需要が移行する中、運用型広告はインターネット広告費全体の約7割を占めるまでに成長しています。また、近年では動画広告の市場規模が急速に拡大しており、今後もさらなる成長が見込まれています。

テレビ・新聞・雑誌・ラジオとインターネット広告費の成長比較のグラフ図2006年を起点とした2016年のメディア別の広告費のグラフ図
  • 出典:(株)電通「2016年日本の広告費」
  • 出典:(株)ビデオリサーチ「 Media Contact Report(2006年5-6月)」、 「MCR/ex(2016年4-6月)」
  • 2014年より調査期間と対象範囲を変更。
  • 2006年を基準値100として換算しています。
  • (株)電通「2016年日本の広告費」をもとに当社作成。

コマース事業

経済産業省の調査*1によると、国内BtoC-EC市場規模は、2016年に初めて15兆円超(前年比9.9%増)となりました。物販系分野が約8兆円(前年比10.6%増)で、物販系分野におけるEC化率は2015年の4.8%に対し、2016年は5.4%に上昇しました。日本のEC化率は海外マーケットと比べまだ低いため、今後も上昇余地があると考えられます。ネットオークション市場規模は約1.1兆円で、フリマアプリ市場が拡大していると推計されています。サービス系分野は約5.3兆円(前年比9.2%増)で、旅行サービスが最も大きなサービスです。伸び率が最も高いのは飲食サービスでネット予約が可能な店舗数が急増したことによりネット予約市場が拡大しています。デジタル系分野は約1.7兆円(前年比8.9%増)でオンラインゲームが約7割を占めますが、電子書籍、有料動画配信、有料音楽配信などの市場が拡大しています。

BtoC-EC市場規模およびEC化率の経年推移のグラフ図BtoC-EC市場における各分野の構成比率のグラフ図
  • 出典:経済産業省「平成28年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」

国内におけるクレジットカード利用は年々増加しています。2016年のクレジットカードの利用金額を指す「信用供与額」は53兆9,265億円(前年比8.2%増)となり、初めて50兆円を超えました*1。この背景には、eコマース市場の拡大に加え、特典サービス(ポイント、マイレージ等)の充実や、税金、医療費の支払いなど、カード払いの対象が広がっていることがあります。クレジットカードやデビットカードなどによる電子決済の利用は今後も拡大を続けると予想されています。また、近年はスマートフォン端末による電子決済なども広がりつつあり、今後の電子決済手段の多様化も期待されています。

クレジットカード信用供与額のグラフ図民間最終消費に占めるクレジットカード信用供与額の割合のグラフ図
  • 出典:一般社団法人日本クレジット協会 クレジット関連統計「平成28年市場規模統計(年次統計)」
  • 一般社団法人日本クレジット協会 クレジット関連統計「平成28年市場規模統計(年次統計)」のクレジットカード信用供与額、内閣府統計国内総生産(支出側)および各需要項目(2016年6月8日公表)名目暦年の民間最終消費額をもとに当社作成。
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