東日本大震災から9年...。さらにその後も続いた自然災害。メディアの報道はどう進化してきたのか?犠牲者ゼロを目指し、今ワンチームとなって、新時代の情報配信を考えます。
災害時の情報発信について、皆様からのご意見を募集しています。
NHKの取り組み
議論から考える
あの日、「未曾有の大災害」と「想定外の被害」に直面したNHK・民放・デジタルメディア。そこでは、平時にはあり得ない連携が生まれていた。それから9年。デジタル新時代に目指すべき情報発信とは?メディアを越えて徹底討論!
放送日時 | 3月8日(日)総合 14時00分~14時59分 |
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番組名 | “死者ゼロ”を目指せ~デジタル新時代の情報発信とは~ |
出演者
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- 藤代裕之
- ジャーナリスト/法政大学社会学部メディア社会学科准教授
- ご意見番
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- 井上智晶
- 岩手めんこいテレビ報道部アナウンサー/記者
- パネラー
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- 田中真司
- Yahoo!天気・災害 サービスマネージャー
- パネラー
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- 吉田圭
- FMあおぞら 社長/パーソナリティ
- パネラー
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- 山下和彦
- NHK報道局ネットワーク報道部 デスク
- パネラー
フジテレビの取り組み
映像から考える
未曾有の災害を忘れず教訓とするため、津波の動きと人々の行動を、膨大な映像と証言に基づく時系列で検証してきた、シリーズ「わ・す・れ・な・い」。今回は、あの日どのように災害情報が伝わり、人々の避難行動に結びついたのかを、当時のテレビ報道を交え映像と証言から検証。命を守るためにメディアができることを考えます。
放送日時 | 3月11日(水)15時50分~16時50分 |
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番組名 | わ・す・れ・な・い 死者をゼロにする情報 |
岩手県・釜石市「10分間」で救えた命
あの日、津波到達を最初に伝えたのは釜石港を捉えたNHKのカメラ。その約10分後、市街地はほぼ全域が浸水、多くの命が失われた。釜石市役所前には、わずか15mの距離を逃げ遅れた60歳の女性がいた。番組では女性の行動を職場の同僚やご遺族の証言から追跡。あのときカメラが捉えていた“異常事態”が、どういう情報として伝わっていれば、女性は避難し、助かる可能性があったのかを検証する。命を守るために必要な情報と、避難につながる「伝え方」とは...
宮城県・山元町「報道空白地帯」をどう防ぐ
宮城県山元町は、町の半分近くが津波に襲われ死者・行方不明者は690人にのぼったが、事態が報道されるまでには数日を要し、救援や避難所の支援などに影響が出た。去年の台風15号でも千葉県南部の被害がしばらく伝えられなかった「報道空白地帯」の問題。あの日どうすれば、山元町の状況を外部に伝えることができたのか。被災者と取材にあたったテレビ局や現地メディアの証言から検証する。また、カギとなるのはネットメディアの存在。ヤフーが開発を進める「災害マップ」をはじめ、双方向性に優れるネットメディアとテレビの災害時の連携の可能性について探る。
ヤフーの取り組み
データから考える
ビックデータを基に東日本大震災当時のニーズを分析。本企画に際してNHK、フジテレビにもデータを提供し、情報配信の在り方をデータの観点から考えます。
Yahoo! JAPANでは検索やメディア・ECなど多岐に渡る事業を通じて蓄積してきたビッグデータをAI技術で分析し、自社のサービス改善に活用してきました。ヤフー独自のビッグデータで、今回の取り組みを支援します。
ビックデータによる過去の取り組み
東日本大震災発生時における東日本の検索状況を分析し、ビッグデータで知る防災にてウェブ上で公開しています。
みなさまのご意見をお聞かせください!
本取り組みをさらに有意義なものにするために、皆様からのご意見を募集しております。
以下から、災害時に必要な情報などに関するご意見をお送りください。
ヤフーでは、上記でご紹介した取り組みの他にも、日ごろから災害に対して様々な取り組みを行っております。