linotice

linotice

2021.05.31

東大生が「Yahoo!広告」の機能改善に挑戦 ──2020夏インターンシップ体験談【吉村諒さん】

インタビュアーの社員とインタビュイーの吉村さんが並んで立っている様子の写真
ヤフーでは、2021年夏もエンジニアコースとデザイナーコースでインターンシップを開始しました。コロナ禍という状況のため、昨年に引き続き今回のインターンシップもオンラインでの実施を予定しています。2020年夏インターンシップに参加した吉村諒さんは、東京大学大学院で数理情報学を専攻。今回は、吉村さんがなぜインターンシップ先をヤフーに決めたのか、またコースで得た学び、そしてメンターと会話する中で感じたヤフーの社風についてなどを語ってもらいました。

プロフィール


吉村諒さん
東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻 修士課程2年
中学時代からプログラミングを始める。2020年夏にヤフーのインターンシップに参加し、「Yahoo!広告」の広告主に提供しているヘルプツールの機能改善を行う。
干場未来子
ピープル・デベロップメント統括本部 コーポレートPD本部
マーケティングソリューション事業で営業、エデュケーション、プロダクトマーケティング担当などを経て、2016年に人事へ異動し、採用ブランディングを担当。

自分のスキルを生かせるチームに参加し、検索ツールの改善に挑戦

本日は2020年夏インターンシップに参加された吉村さんに、いろいろお話をおうかがいできればと思います。よろしくお願いします! 早速ですが、現在在籍していらっしゃる大学院の研究内容と、ヤフーのインターンシップで使った技術には親和性があったのでしょうか。

学部時代に学んでいたビッグデータの圧縮技術は、ヤフーの事業と無縁ではないと思うのですが、大学院ではより数学的というか、コンピュータの画面に直線、曲線などの図形を描くときの数理的整合性を研究しています。なので、専門性という意味では直接的にはつながっていないと思います。
ただ、修士課程を修了したらアカデミック分野ではなく、よりビジネスに近いIT企業に就職したかったので、ヤフーには興味を持っていました。昨年はアルバイト先のIoTベンチャーと、エンジニアコミュニティでインターンシップを体験しました。大企業のインターンシップに参加するのはヤフーが初めてです。

▲東京大学大学院情報理工学系研究科 吉村諒さん

多くのコースがあるヤフーのインターンシップのなかでも、広告コースを選んだ理由を教えてください。

インターンシップの募集要項の、「広告領域の実務にスキルマッチするチームに参加し、実践的開発課題に挑戦できる」といった文言に魅かれました。
いくつか記載されていた課題のうち、「Yahoo!広告ヘルプサイトの開発」の必要な経験・スキルの項目にあった、ウェブアプリケーションの開発をサポートするフレームワーク「Spring Boot」や「MySQL」の知識。あると望ましい経験・スキルの項目にあった、オープンソースの全文検索システム「Apache Solrの利用経験」。このいずれのスキルも、自分が多少は知っている知識だったので、なんとかやれそうだと思い (Apache Solr はこのインターンシップが決まってからちょっとやった程度です 笑)、エントリーしました。

吉村さんは、てっきりコンピュータサイエンス寄りの方だと思っていました(笑)

中学時代からプログラミングはしてきましたが、主要な関心は数学や物理で、コンピュータサイエンスの体系的な教育は受けていません。趣味の競技プログラミングや大学の授業、あるいはアルバイト先で求められる技術を我流で身につけてきたくらいです。
綿密にコードレビューを受けることもあまりなくて、自分のコードの可読性にも自信がなく…。ヤフーのインターンシップであれば、きちんとレビューが受けられるので、自分のコードが実務でどれだけ通用するのかわかるだろうと考えました。

ヤフーはペアプログラミング環境を作って、スキルの底上げや知識の向上なども図っているので、まさに吉村さんの狙いに合っていますね。

▲ピープル・デベロップメント統括本部 コーポレートPD本部 干場 未来子

「完全一致検索」機能の実装。一見、簡単そうに思えたが…

実際のインターンシップはどんな感じで進みましたか。

広告主様向けのサポートツールのなかにヘルプページがあるのですが、これはテクニカルライティングチームが担当しています。広告主様がお困りのとき、まずはそのヘルプの内容をキーワードで検索します。その検索機能をより高度化したいというリクエストがライティングチームからたくさんきているのです。
例えば、複数のキーワードをスペースで区切って検索する場合、一つのキーワードだけでもヒットした記事はより上に表示してほしい、などですね。あるいは調べたいキーワードが明確な場合、キーワードを引用符(「“”」)で囲むと、その語句と完全一致したものだけをリストアップしてくれる機能なども便利です。
いわゆる完全一致検索ですが、これをヘルプ検索にも実装してほしいという要望があったので、僕はそれをインターンシップにおける自分のテーマにしました。これだったら、10日間のインターンシップで、自分にも実装できるんじゃないかと思ったからです。

具体的にはどういう作業になりますか。

このヘルプサイトは、オープンソースの全文検索エンジン「Apache Solr」をベースに拡張した、ヤフー独自の「ABYSS(アビス)」と呼ばれるプラットフォームで動いています。技術的には近傍検索や曖昧検索よりも完全一致検索のほうが簡単に思えますが、「ABYSS」のなかのロジックがどうなっているかを知らないと、そう簡単には実装できません。
「ABYSS」が文書データをどのように持っているのかを調べて、ヘルプ記事を投稿・更新するWordPressのシステムなども知る必要があります。

どんどん「ABYSS」の内側に入っていくわけですね。

まずは「ABYSS」に関するドキュメントを提供してもらうところから始めました。ただ、「ABYSS」のすべてを見る権限は与えられなかったので、セキュリティの高い情報やシステムに触ろうとすると、権限エラーが出てしまう。その場合は、チームのメンターを介して情報を提供してもらいながら進めていきました。

権限エラーが出てしまうところまで、吉村さんが深掘りしたという証でもありますね。

そうかもしれません(笑)。最初の3日間くらいは、その調査に追われました。それから改善の方向を見いだして、コードを実装しました。修整したコードはそれほど多くはないのですが、背景の知識や改善ポイントを見いだすのは苦労しました。
最終日の成果発表の直前に、なんとかデプロイすることができてよかったです。僕の作業は、実務で使われるヘルプ画面の検索精度の向上に貢献できたとは思いますが、実際の効果を測定するところまではできませんでした。

ヤフーの業務に一つの改善をもたらしたことは事実だと思いますよ。インターンシップのメンターたちの、吉村さんへの評価も高かったですから。

フロントエンド技術に関するLTを自分のために開いてくれた

ところで、昨年のインターンシップはすべてオンラインで行われましたが、困ったことなどはなかったですか。

大学の授業もアルバイトもこの1年は完全にオンラインですし、もともと自分は黙々と一人で作業するのが好きなので、むしろオンラインのほうが自分には合っているような気がします。出社する必要もないし、業務開始の直前まで寝ていられますから(笑)。
ZoomやSlackで、チームメンバーやメンターへ質問してもすぐに回答いただける。社内用語の意味などは、一人でいくら考えてもわからないので、そんなときはスパッと聞いてしまったほうが早いですからね。

1on1ミーティングの時間もあり、さまざまな社員たちと交流できたようですね。ヤフーの社内エンジニアについては、どんな印象を持ちましたか。

全体的にエンジニアの皆さんは技術力が高いし、話も面白いので、インターンシップの10日間で大きな刺激を受けました。僕はこれまでどちらかというとバックエンド側のほうに関心があったのですが、インターンシップを通してフロントエンドの技術も勉強しなくてはと思うようになりました。
JavaScriptライブラリの一つであるReact.jsに興味があるという話をしたところ、わざわざ僕のために臨時のライトニングトーク(LT)の会を開いて、React.jsの話をしてくれました。また、1on1で話したエンジニアの方から、学生対象のハッカソンのことを教えてもらいました。その方も審査員をされているそうで、その後、僕もそのハッカソンにチームで参加しました。
ヤフーのエンジニアの皆さんは既存の技術だけでなく、新しい技術を大胆に使って、業務改善に挑んでいる様子が伝わってきて、とても刺激を受けました。
就職先としてヤフーを強く意識するようにもなりました。自分よりもはるかに高いレベルのエンジニアがたくさいる。そして、自分もそのなかでなんとかやっていけそうだという自信と意欲も持つことができたのです。

インターンシップでの体験を通じて、入社の決意を固めてくれたというのはうれしいですね!ヤフーでは大型カンファレンスやハッカソン、プログラミングコンテスト、勉強会などエンジニアが技術力を磨くイベントや制度がたくさんあるので、いろいろ参加してみてくださいね。

人生のテーマである「自分の興味には噓をつかない」がヤフーなら実現できる

吉村さんは来年(2022年)4月にヤフーへ入社予定ですが、入社したらどんなことをやってみたいですか。

僕はサービス開発にも興味がありますが、技術そのものへの興味があるので、技術ドリブンで何かしらの挑戦をしてみたいです。中学生時代にプログラミング部に入り、競技プログラミングのコンテストサイトである「AtCoder」では現在、青コーダー(上位7%相当)のランクにいます。アルゴリズムの理解度や複雑な処理をすばやく実装する訓練はある程度しているので、そうした自分の強みを生かした仕事をしたいですね。
一方で、自分の弱みを挙げると、アイデア出しが苦手です。ハッカソンでも課題を発見し、プロダクトとして企画するのはほかの人。僕はそれを受けて、ひたすら実装するという役割分担でした。でもインターンシップでは、ヤフーのエンジニアがさまざまな課題を自ら発見し、それを実装している姿を見ることができ、とても刺激を受けました。

また、ヤフーには仕事以外の時間でもボランティア活動などを通じて何かの課題解決を行う文化があるんですよね。そうした活動に休日に参加した場合、その振替休暇を取れる制度もあると聞きました(※編注:課題解決休暇)。
インターンシップ期間中に話す機会があったエンジニアの方がその課題解決休暇を利用して、公園の堆肥の温度をセンサーで測って変化があると通知するアプリケーションを開発したそうです。身近な課題を自分の技術を使って解決する、そこが自分の弱みですが、入社したらどんどんチャレンジしてみたいですね。

来年4月に吉村さんが入社して、成長していく姿を見るのが楽しみです!

僕はこれまで、「自分の興味には噓をつかない」ということを人生のテーマにしてきました。大学の理系学部への進学もそうだったし、入学後の学科選択でも、最初は物理学科を考えていたのですが、それ以上に計数工学で扱う内容に興味が湧いたのでそちらへ移りました。
自分の興味・関心に忠実にその赴くままに行動すれば、きっといいことがあるはずです。ヤフー入社もそうした自分の行動原理からの選択だったと思えます。もちろん社会人になると、自分の興味だけでは仕事を進めることはできないことはわかっています。
とはいえ、たとえ一見関心のないテーマであっても、きっとどこかには自分の興味を引き立てる要素があるはず。それを探していくことも、ヤフー社員として自分のミッションになるのではないかと考えています。

今日は吉村さんのインターンシップでの活躍やヤフーへの熱い情熱が聞けてうれしかったです。自分のスキルを試したい、向上させたいと考えている方は、ぜひヤフーのインターンシップに応募してみてくださいね。

この記事を読んでヤフーのインターンシップに興味を持っていただいた方は、ぜひ下記より詳細をご確認ください。


採用情報 公式SNSアカウント

このページの先頭へ