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自分の改良した検索システムで多くのサービスに貢献したい

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社本 秀之(しゃもと ひでゆき)
2016年入社 [新卒]
テクノロジーグループ サイエンス統括本部 エンジニア(リーダー)

現在担当している仕事について教えてください

入社してからずっと、検索エンジンの開発業務を担当しています。
具体的には、Yahoo!ショッピングやYahoo!知恵袋など複数のサービスの検索システムに携わっています。例えば、Yahoo!ショッピングの検索窓に「スマホ ケース ブランド名」と入力したときに表示される商品の並び替えロジックを処理する機能の開発、といえばわかりやすいでしょうか。
検索エンジンが返却する結果においてその並び順は、ユーザーが求める情報により早くアクセスできるようにするという点で、とても重要です。そのため検索結果の並び替えに機械学習を利用していますが、オープンソースの検索エンジンをそのまま使うだけでは機能面で社内利用のニーズを満たさないことがあるため、私たちのチームがそれらを解消すべく開発を行っています。
私たちの開発したロジックは、いろいろなサービスを横断して展開しているので、それぞれのサービスの困りごとや課題の解決策を相互に活用し合える点は、面白さの1つです。ただ、まだすべてのサービスには私たちの開発した検索エンジンを展開し切れていないので、適用範囲をさらに広げていくことが当面の目標です。
このほか、リクエストを大量にさばくためのサーバーの性能改善や高速化に対応するのもわれわれの仕事です。

在学中の専攻、研究内容は?

数理・計算科学専攻に所属し、大学にあるスーパーコンピューターを使って、GPUを利用したソートアルゴリズムの高速化の研究をしていました。
研究内容は分散処理という分野にあたるもので、大量のサーバーを協調させながら処理するようなソフトウェアを開発していました。
ヤフーでもたくさんのサーバーを使って、ユーザーからの大量なリクエストの処理を行っているので、大学時代に学んだ分散処理の知識を実務に活用することができていてとてもうれしく思います。

選考中、不安だったことはありますか?

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実は、「自分の研究内容と近い業務があまりないのでは?」と思っていたので、入社しても適応できるかどうか不安でした。ただ、ほかの内定者のなかにも似たような不安を持つ人が多かったのを知って、それで少しは安心できました。実際には先ほども申し上げたように、学生時代の研究で学んだことを実務に生かすことができています。業務の分野と直接の関係がなくとも、コンピューターサイエンスの知識は共通して役に立つことが多いと実感しています。入社前は、誰もが多少の不安を持っていることを知っておくだけでも、気持ちが楽になるのではないでしょうか。

仕事のやりがいや醍醐味、面白さは?

あらゆるサービスを多くの人に利用してもらえることです。自分のかかわるサービスのフィードバックをSNSで見つけたり、家族や友人からコメントをもらったりしたことをきっかけに改善する機会も多いです。ブラッシュアップ後に好意見をもらえると、うれしくなりますね。また、「売り上げが何パーセント増えた」など数字が上がったときも、大きなやりがいを感じます。
チームで仕事をするという視点では、それぞれの長所がかみ合って問題解決できたときに面白さを感じます。例えば、「リリースするためには、あと〇%性能を上げる必要がある」となったとき、チームメンバーの得意分野を集結したうえでそれぞれの問題解決のアプローチ法から試行し、目標を達成したときの喜びはひとしおです。

ヤフーの魅力を教えてください

いろいろな分野・方面に得意とするスキルを持つ社員が多いことです。そういう人たちを見ていると、「自分も自分の得意なことを伸ばしていこう」と気持ちが引き締まります。チームメンバーのなかにも、情報学の博士号を持つ人がいます。その分野で私よりも明らかに能力が高く、いつも頼りにしています。身近なところからも刺激を受けながら、お互いのスキルを尊重し、重ね合わせることで成果につなげていくプロセスを日々大切にしています。
もう1つは、風通しの良いところでしょうか。
入社以来、上司に意見を言いづらいと思ったことは一度もありません。部下の発言を尊重してくれるので、誰が意見を出してもその解決に向けて誠実に向き合ってくれる印象です。必要に応じて、組織の課題としてあげてくれることもあります。こうしたフラットなスタンスはヤフーの大きな魅力の1つと感じています。

マネジメントで気を付けていることは?

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リーダーとしてチームをまとめる立場にいますが、メンバーのなかには年上の人もいます。しかしメンバーの年齢によって特にやり方を変えることなどはなく、成果や行動に対して素直にフィードバックしています。その際の伝え方は、関係を構築するうえでとても大事だと思います。相手の人格ではなく、行動自体に関して議論することで、フラットな関係を保つことができていると感じています。そのほかに注意している点としては、タスク完了までの期限が短いなどの理由がない限りは、進め方について私はなるべく干渉しないようにしています。もちろんまったく口を出さないわけではなくて、メンタリングに回るなどのサポートに徹するようにしています。事前にタスクの目的について認識合わせをしたうえであとは各メンバーが自発的に考えて進めることで、私が指示するだけでは出せないであろう成果をあげることもできています。

ただ、これは比較的能力の高いメンバーが集まっているからできることでもあるので、環境には恵まれていると感じています。
なお、リーダーという私の立場は役割の1つに過ぎません。偉い、偉くないという考え方はしない、というのをチームでの共通認識にしたいと考えていて、定期的にチームのミーティングなどでも口に出して伝えるようにしています。

一日のスケジュール

10:00

勤務開始。メール、slackのチェックをします。

10:20

開発作業や資料作成など。朝は個人の作業を行うことが多いです。

12:00

昼食。リモートワークになってからは食事をする以外にも、散歩に出かけたりスーパーへ買い物に行ったりすることもあります。

13:00

検索エンジンを利用しているサービス部門とのミーティング。直近で発生した問題や検索エンジンの機能のこと、運用についての議論などを行います。

14:00

チームメンバーと1on1。雑談、業務、キャリアに関することなど、内容はその時々で変わります。

16:00

検索エンジンを利用しているサービス部門とのミーティング。サービスでの検索改善のためのA/Bテストや検索モデルに関する議論をします。

17:30

開発業務、資料作成など。ミーティング以外の時間は、そのときの優先度に合わせてタスクを実施します。

19:00

終業。

仕事終わりや休日の過ごし方を教えてください

私はインドア派なので動画の視聴や読書、ゲームに費やすことが多いのですが、勉強の時間も毎日必ず設けています。これは、アイデアを生み出すにも、スキルを伸ばすにも、定期的な学びが必要であると考えてのことです。毎日決まった時間を取る代わりに、その内容は日々の興味によっていろいろ変えても良いことにしています。新しい技術の調査をしたり、これまで読めずにいた本を消化したりなどさまざまです。勉強をサボる言い訳を考えるのは結構簡単だったりするので、とにかく習慣化することを意識することによって継続できています。

よく利用している、あって助かっている会社の制度は?

技術活動費用補助TechUP です。勉強のための書籍をはじめ、興味のあるものはガッツリ購入しています。これらを休みの日に開いたり、その日の業務のなかで勉強不足と感じたことを調べたりしています。
こうして学んだことをチームメンバーと持ち寄り、勉強会を開くこともあります。いまの業務に関連する最新技術を学んだことによって新しい改善施策が走り出したことも実際にあったので、これからも学びを共有する場を積極的に作っていきたいです。

学生へのメッセージ、アドバイスをお願いします

私が学生時代に最も打ち込んだことは、研究です。研究を通して、自分で課題を見つける力、発表のためのライティング技術、人にわかりやすく伝えるためのコミュニケーション能力、課題解決能力を身につけられました。就活のとき、「研究内容とともに、こうした周辺スキルを役立てたい」と、面接官にアピールしたことを覚えています。ですから、学生の皆さんにも、いまの自分にとって大事なことに一生懸命取り組んでほしいですね。研究でも趣味でも、スタートアップの活動でも何でも良いと思います。
そして、そうやって取り組んだ内容や、取り組みによって自分が設定した目標や課題をどうやってクリアしたのかなどを、できる限り言語化してみてください。言葉に変換できた内容は就活のときに自分のことを堂々とアピールするための手立てとなるはずです。いまからでも習慣化に向けて、ぜひ取り組んでほしいと思います。

仕事をするうえで一番大切にしていることを教えてください

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「素直であること」です。
学生の頃、コミュニケーションの取り方を間違えて失敗したことがありました。これをきっかけに、素直に自分の考えを伝えて、相手の考えとすり合わせることを意識するようになってからは、周囲との関係がうまくいくことが多いと感じます。素直であることはほかのさまざまな場面でもとても重要だと思っています。例えば、勉強では自分のわからないことを素直に認めて、何を学んでいくか考えることが成長につながります。人に対しても、相手を素直に褒める、感謝するなど、自分の思いを率直に伝えることでコミュニケーションが円滑に進むことが多いと感じています。
プライベートでは、自分の考えと似通った人と仲良くなる傾向があると思いますが、仕事となると、いろいろな業種や立場の人と対話をしなくてはなりません。

自分と考え方が違う人と一緒に働くことも多くあります。こういうときに「相手はこう思っているんじゃないかなあ」と推測するだけでなく、「どう思っていますか?」「考えを聞かせてもらえませんか?」と、シンプルかつ素直にコミュニケーションを図ることを心がけています。

※内容は取材時のものです

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