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WORK&PERSON 木下 裕太

海外出張が転機となり、
kubernetesに取り組みOpenStackのダウンタイムを短縮

木下 裕太

システム統括本部 サイトオペレーション本部

インフラエンジニア

最初の仕事はOpenStack運用

OpenStackの運用エンジニアをしています。大学院で電気系の研究に取り組んでいましたが、ウェブ系のオープンな雰囲気に憧れてYahoo! JAPANに入社しました。

もともと裏方の仕事に興味があり、大学院では研究のために作った装置を使ってもらえることに楽しさを感じていました。インフラ運用も裏方の側面があり、作ったものを身近な人に使ってもらえる面白さがあると思っています。

OpenStackの運用に携わるエンジニアの大事な仕事は、OpenStackのレイヤーで問題が起きたときにその対処をすることです。OpenStackのバグに当たったときには原因調査もします。

入社してOpenStackには初めて触れました。最初のうちは何もかも分からず、泣きそうになりながら勉強しました(笑)。OpenStackの領域では、幅広い知識が必要です。例えばサーバーやネットワークなどインフラ環境はOpenStackにより抽象化されます。抽象化された部分について直接触るわけではありませんが、技術的な知識は必要です。

順序だてて1つ1つ勉強していくのでは間に合わず、現場で発生した問題に察知・調査・解決を繰り返すイベントドリブンな学習を繰り返すことで必要な知識を習得してきました。自分のミスで社内サービスを止めてしまうかもしれない、そんな緊張感の中で仕事をしていました。

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海外出張が転機となり、最新技術の検証に取り組む

自分にとって転機になったのは、2016年4月にアメリカオースティン市で開催された技術カンファレンスOpenStack Summitに参加したことです。このカンファレンスのキーノートで、世界では軽量コンテナ技術のDockerと、Dockerを管理するフレームワークkubernetesを、OpenStackの稼働環境としても活用する取り組みが進んでいることを知り、Yahoo! JAPANでもOpenStack のチームとしてkubernetesへの取り組みをはじめました。4月から夏の終わりにかけてアメリカに滞在してkubernetesの検証などを行っていました。同じ年の10月から12月にかけても、海外出張をしています。

出張の大きな目的は、アメリカにいるYahoo! JAPANのチームと積極的にコミュニケーションを取ることにありました。技術カンファレンスで刺激を受け、アメリカのチームが持っている最新の知識も吸収し、気がついたらOpenStackの運用そのものからは離れて、kubernetesを活用した新環境の検証に取り組んでいました。

OpenStackに加えてDockerとkubernetesを利用すると、利用する技術の種類は増える訳ですが、それを補ってあまりあるメリットがあります。管理コストを削減でき、ダウンタイムも短くなります。

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kubernetes導入でダウンタイムが短く

「ペットから家畜へ」という言葉がはやったことがあります。以前のインフラでは、ペットをかわいがるように手厚くサーバーの面倒をみていました。問題が発生すると、ただちに調査して復旧しないといけませんでした。Dockerとkubernetesを利用することでこの状況が変わってきます。家畜の群れを扱うようにサービスの運用をすることが可能になります。

OpenStackはさまざまな機能をもったAPIを提供しています。従来の環境ではそれらのAPIサーバーで問題が発生すると、ただちに調査して復旧する必要がありました。kubernetesの管理下で複数台でコンテナ化することで状況が変わります。サーバーで問題が発生した場合でも、kubernetesによって別のサーバーでコンテナが自動復旧します。これによってサーバーの復旧に時間を取られることがなく、トラブルの原因となったバグの解決や今後に向けた取り組みに注力できるようになります。

kubernetesは、全社として活用しているわけではなく、僕たちインフラチームがOpenStackを動かすための道具として使っている段階です。インフラを利用する部門から見れば違いは分からないでしょう。従来はOpenStackのコントローラーノードがダウンすると、クラウド環境の操作が行えなくなることがありました。kubernetesを使うことで復旧までの時間が大幅に短縮でき、ダウンタイムが短縮できるため、SLA(サービス品質保証)の水準は上がっているはずです。

インフラ運用では、深刻な問題があると夜中でも電話がかかってくることがあります。OpenStackが安定すれば、そのようなシーンも削減でき現場の仲間が喜ぶ。みんなに喜んでもらいたいという気持ちがあります。

「この構成は古い!」と言ってくれる人と働きたい

一緒に働きたいエンジニア像は、ディスカッションができる人ですね。例えば「自分が理想とするシステム像」を語り合える人が増えるとうれしいです。「君たちのOpenStackの構成はもう古いよ!」などと言ってくれる人は歓迎です。新しい風を吹き込んでくれる人がいいですね。

Yahoo! JAPANでは、自分で仕事を見つけて手を上げることもできます。エンジニアとしてYahoo! JAPANで働いている自分にとって、社内にデータセンターからフロントサービスまであることは成長につながっています。このような大規模なインフラを持っている企業は他にはないので、インフラレイヤーを勉強するチャンスがたくさんあります。自分自身、移り変わる技術の戦場の中にいると思っています。そのような中では、新しいものも取り入れていかないと生き残れませんし、いま目の前にあるものもちゃんとケアしていかないと生き残れません。そこには自分の力量が問われます。

Yahoo! JAPANの先輩たちは知識が豊富な人が多く、それに加えて特別に詳しい分野を持っている人が多いです。今後は、自分としても一つの好きな分野を見つけて深く掘り下げていきたいと考えています。OpenStackだけではなく、次から次へと出てくる新しい考え方、技術に取り組んでいきたいと思っています。

※2017年2月時点の情報となります。

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