企業としての義務と責任基本方針

ヤフーはステークホルダーの皆さまとの対話を続けながら、自身の社会的責任を果たし、社会・環境の持続的な発展を目指していきます。

企業行動憲章

私たちYahoo! JAPANおよびYahoo! JAPANグループ会社で構成されるYahoo! JAPANグループは、法律、商慣行、社会倫理などのルールに基づいて競争市場における企業活動をしています。

ルールに違反して勝ってもそれは意義あるものではなく、ルールにのっとってフェアに戦ってこそ価値があるものと考えています。

私たちは、お客さま、株主・投資家の皆さま、取引先、地域、従業員をはじめとした皆さまから広く信頼され、社会と調和することにより安全で持続可能なインターネット社会の実現を目指し、フェアプレーの精神をもって行動し、また、企業の社会的責任を果すことによって企業価値を高めたいと考えています。

そのために、私たち取締役、従業員は、それぞれ期待され、求められる役割を充分に理解し、皆さまの信頼と共感を得るために適正な企業ガバナンスを維持し効率的な企業活動を行ってまいります。

また、私たち経営トップは、お客さまの満足と信頼の獲得、公正で自由な競争の確保、立法・行政との健全な関係維持、経営情報の適時適切な開示、従業員の尊重、良好な労働環境の確保、地球環境保全への貢献、「良き市民」としての社会貢献活動の実施、反社会勢力との隔絶、地域・文化との調和、国際ルールの遵守、個人情報の厳重な管理、情報セキュリティの確保、知的財産権の尊重といったそれぞれの項目について、この憲章の精神を尊重することにより社会的責任を果たすことが自らの役割であることを認識し、この憲章の精神を尊重し、実践していくことを皆さまへお約束いたします。

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推進体制

以下の体制でCSRと4つのアップデートを推進しています。

CSR推進体制の図。各事業部門の推進担当者とSR推進統括本部、SR推進執行役員が連携し、CEOや取締役からのサポートを受け、CSR活動を推進しています。 CSR推進体制の図。各事業部門の推進担当者とSR推進統括本部、SR推進執行役員が連携し、CEOや取締役からのサポートを受け、CSR活動を推進しています。

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ヤフーの重点課題(マテリアリティ)の特定

ヤフーでは、重要なステークホルダーから日常的に当社に対する期待、要望、意見を収集しています。当社のサービスユーザー、クライアント、サプライヤーからの期待などは、アンケートやインタビューを通じて収集しています。また業界団体やNGOの方々からの期待などは、定期ミーティングやインタビューを通じて積極的に把握に努めています。既存の株主および他の投資家からの期待も、株主総会や、エンゲージメント・ミーティング、当社への評価データを通じて収集しています。これらステークホルダーの期待などと、当社内での分析を踏まえ、GRIスタンダード、主要なESG評価項目などを参考に、社会からの要請に照らして自社の活動を整理し、ステークホルダーとヤフーの双方にとって重要性の高い項目を抽出しました。また、あわせて会社の強みを生かしてSDGsのどの領域に貢献できるかも検討いたしました。

ヤフーのマテリアリティ図

(※)図内、1~17の数字は、持続可能な開発目標(SDGs)の番号ならびにアイコン色を呼応させています。

持続可能な開発目標(SDGs)の番号ならびにアイコン色

ヤフーのCSRの全体イメージ・マテリアリティと4つのUPDATEの関わり

ヤフーのマテリアリティを整理しながら、会社として注力すべき領域を「4つのUPDATE」として改めて定義いたしました。

ヤフーのCSRの全体イメージ・マテリアリティと4つのUPDATEの関わり図

ヤフーはこれからも、世の中を豊かに便利にしていくために、健全な情報技術社会という必要不可欠な社会基盤の発展に寄与してまいります。情報技術社会の発展には、それを支える堅牢なセキュリティが欠かせません。私たちは、セキュリティ技術の進歩に貢献し、自社サービスについては、お客さまの情報を漏洩から守り、24時間365日いつでもお客さまにサービスを提供し続け、コンテンツを破壊や改ざんから確実に守るよう努めてまいります(#1 情報技術社会の発展)。また、情報技術社会をリードしていく企業の使命として、今後ますます激甚化し頻度も増していくことが予想されるさまざまな災害に対して、事前の防災減災から発災中の「情報提供」、事後の復興支援などさまざまな支援をすること、その他の社会課題を解決していくことに、尽力してまいります(#2 災害・社会課題への支援)。
一方、豊かで便利になっていく情報技術社会の発展が、技術に触れられる人と触れられない人との格差を広げてしまったり、ときに適応に困難を伴うような大きな変容を社会にもたらす側面があることも否めません。そうした社会の中で、誰一人取り残されることなく、どのような立場の人であっても尊重され尊厳が保たれ、それぞれの人が最大限のパフォーマンスを発揮してイキイキと働いていける社会を目指します(#3 誰もが活躍できる社会の実現)。また、目指す社会が資源を使い尽くしたり、何かを犠牲にしながら成り立つような社会であってはなりません。私たちの子ども世代、その先の世代の時代となっても社会が持続可能な形で存続していけるよう、これからも取り組んでまいります(#4 持続可能な社会への挑戦)。

重点課題と数値目標・SDGsへの貢献

重要な課題(マテリアリティ)を、ヤフーが力を入れて取り組む「4つのUPDATE」領域に分類し、それぞれに中期目標を設定しました。

#1 情報技術社会の発展

安心安全な情報技術社会の実現のために、私たちは悪意のある第三者による不正アクセスを防ぐ対策として、パスワードレス(パスワードを使用しない)ログインの普及を推進し、さまざまな取り組みを進めてまいります。また、情報セキュリティについては「もれる・きえる・とまる」を防ぐとともに、とくに機密性の高い情報を扱っている領域では重大な事故を起こさぬよう、全社をあげて取り組んでまいります。

課題 中期目標 具体例 SDGsへの貢献
データセキュリティと、ネットワークの信頼性 中期目標
  • 2020年度までに、パスワードレスログインユーザー数を月間3,000万人
  • 下記の3領域について、重大(※)事故0件の維持
    • 個人情報漏洩
    • 通信系サービス
    • 金融系サービス

    (※)監督官庁報告レベルの事故を対象とする

具体例 SDGsへの貢献 9.産業と技術革新の基盤を作ろう ロゴ

9.1 すべての人々に安価で公平なアクセスに重点を置いた経済発展と人間の福祉を支援するために、地域・越境インフラを含む質の高い、信頼でき、持続可能かつ強靱(レジリエント)なインフラを開発する。

#2 災害・社会課題への支援

私たちは情報技術で、災害対策支援と、社会課題の解決を行うことを会社の使命と考えます。災害時にはタイムリーな災害情報を、住民の方に伝えることを目指し、各自治体との協定締結を進めてまいります。また、災害復興、貧困、環境問題といったさまざまな社会問題を解決するためのプロジェクトを寄付を募ることで支援してまいります。

課題 中期目標 具体例 SDGsへの貢献
災害対策支援と、社会課題の解決 中期目標
  • 2025年度までに、災害協定を締結している自治体人口カバー率80%
  • 2028年度までに、Yahoo!ネット募金での年間寄付件数1,000万件
具体例 SDGsへの貢献 11.住み続けられるまちづくりを ロゴ

11.5 2030年までに、貧困層及び脆弱な立場にある人々の保護に焦点をあてながら、水関連災害などの災害による死者や被災者数を大幅に削減し、世界の国内総生産比で直接的経済損失を大幅に減らす。

17.パートナーシップで目標を達成しよう ロゴ

17.17 さまざまなパートナーシップの経験や資源戦略を基にした、効果的な公的、官民、市民社会のパートナーシップを奨励・推進する。

#3 誰もが活躍できる社会の実現

あらゆる立場の人が、それぞれの強みを生かして活躍できる会社と社会の実現を目指してまいります。高齢者や障がい者を含むすべてのユーザーにインターネット情報へアクセスする機会は平等であるべきです。ヤフーにおいては、ときに生死にも関わるライフライン系のサービスから、まずは取り組みを進めてまいります。また、社内においては、育児、介護、キャリアの見直しなど、さまざまなライフステージにあった働き方ができるような制度の実施も続けてまいります。

課題 中期目標 具体例 SDGsへの貢献
多様な人財が尊重され、最大限のパフォーマンスを発揮できる会社および社会の実現 中期目標
  • 2025年度までに、サービスアクセシビリティにおいて、ライフライン系の複数サービスでJIS X 8341-3:2016(※)のレベルAに一部準拠

    (※)JIS X 8341-3:2016の正式名称は、高齢者・障害者等配慮設計指針−情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス−第3部:ウェブコンテンツ

  • ダイバーシティを推進する下記取り組みの、2025年までの100%継続実施
    • 働く女性従業員をサポートするプロジェクトの実施
    • 介護や仕事に関する座談会を実施
    • 経営層が従業員の質問に直接答える意見交換会の実施
    • 育児と仕事の両立をサポートするプロジェクトの実施
    • 「サバティカル休暇」休暇制度について、取得促進を実施

      (※)これらの取り組みは、「女性活躍推進に関する行動計画」として、厚生労働省に届出をしているものです。

具体例 SDGsへの貢献 5.ジェンダー平等を実現しよう ロゴ

5.5 政治、経済、公共分野でのあらゆるレベルの意思決定において、完全かつ効果的な女性の参画及び平等なリーダーシップの機会を確保する。

8.働きがいも経済成長も ロゴ

8.5 2030年までに、若者や障害者を含むすべての男性及び女性の、完全かつ生産的な雇用及び働きがいのある人間らしい仕事、ならびに同一労働同一賃金を達成する。

#4 持続可能な社会への挑戦

健全な地球環境は、人々の生活と社会が成り立つ前提であり、それなくして情報技術社会の発展もありえません。私たちが事業を営む上で、もっとも多く消費するエネルギーである電力は、いまだ発電の過程で多くの温室効果ガスを排出し、気候変動に負荷を与え続けています。自社としての温室効果ガス排出量を低減しながら、社内外を問わず環境に配慮した取り組みを行うことで、持続可能な社会の実現へ貢献してまいります。

課題 中期目標 具体例 SDGsへの貢献
気候変動への対応 中期目標
  • 2028年度までに、売上あたりのCO2排出量を2008年度比で50%減らす
具体例 SDGsへの貢献 12.つくる責任、つかう責任 ロゴ

12.5 2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。

13.気候変動に具体的な対策を ロゴ

13.2 気候変動対策を国別の政策、戦略及び計画に盛り込む。

ステークホルダーとのコミュニケーション

さまざまなステークホルダーの皆さまの声を積極的に聞き、「4つのUPDATE」を推進し、持続可能な社会の発展と企業価値の向上につなげていきます。

ステークホルダー コミュニケーション方法と内容 目的/企業活動への反映
ユーザー コミュニケーション方法と内容
  • サービスごとのご意見フォームなど問い合わせ窓口の設置
  • ユーザーインタビュー、サポーターズクラブの開催
  • インターネット/SNSでの情報収集
  • 公式HP/SNSなどを通じた、会社情報や事業内容の発信
目的・企業活動への反映
  • カスタマーサービスの質の向上
  • サービス品質の向上
株主・投資家 コミュニケーション方法と内容
  • 年次株主総会
  • 決算説明会
  • 国内外機関投資家との個別対話
  • IRレポートの作成
  • 統合報告書の発行
目的/企業活動への反映
  • 経営状況などの適時適切な情報提供
  • 建設的な対話を通じた経営の質の向上
取引先 コミュニケーション方法と内容
  • 取引を通じた日常的なコミュニケーション
  • 広告主、コンテンツパートナー、Eコマース出店者などの各取引先様との会議、研修会、イベントの開催
  • 定期的なアンケートの実施
目的/企業活動への反映
  • 相互信頼に基づく緊密な関係の構築
従業員 コミュニケーション方法と内容
  • 従業員意識調査
  • ホットライン(内部通報制度)
  • ハラスメント相談窓口
  • 社内イントラサイトを通じた情報発信
  • 社内プロジェクトの積極実施
  • 退職者の集い「モトヤフ」の実施
目的/企業活動への反映
  • 職場風土の改善
  • 労務/人事諸施策の評価/立案
  • 人権及び多様性の尊重
地域・社会 コミュニケーション方法と内容
  • 官民共同プロジェクトへの参画
  • 経済/業界団体への参加
  • 捜査機関との連携
  • 各拠点での地域貢献活動/イベント協賛
  • コーポレートフェローシップ(官公庁・自治体への人財派遣)
  • NPO/NGOとの連携
目的/企業活動への反映
  • 地域コミュニティへの積極的参加
  • 国/業界全体の活力向上のための施策提案
  • 先進技術を用いた社会的課題の認識/解決
未来世代 コミュニケーション方法と内容
  • 「Yahoo!きっず」の提供
  • 教育機関との子どもの教育施策の協働
  • 「Hack Kids」「Yahoo! JAPAN MeeTUP」などの実施
  • 「SID Japan」(※)の主催、国際会議でのワークショップ開催

    (※)SID・・・Safer Internet Day(セーファーインターネットデー)インターネットの安全な利用環境の実現に向けて、世界中のステークホルダーによって啓発活動が行われる日

目的/企業活動への反映
  • 子どものインターネットへの適切な接点の増加と社内外への啓発
  • 次世代のインターネット社会を見据えた施策の実施

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