「誰でも、かんたんに」アプリからのオークション出品をリニューアル

「誰でも、かんたんに」 アプリからのオークション出品をリニューアル

手軽さが人気のフリマでは、値下げ交渉が活発になりがちです。一方のオークションは、欲しい人が値を競って上げていくものです。

「オークションの価格が上がるワクワクを多くの出品者(売り手)に体感してもらいたい」
「売り手が納得する『満足価格』で取引してもらいたい」
そう考えたヤフオク!は、アプリでの出品機能を大幅にリニューアルしました。

出品機能のサービスマネージャーである福井に、どのような思いでリニューアルしたのか聞きました。

  • 「もうちょっと高く売れたかも…」というモヤモヤをオークションで解消
  • まずは無料で、オークション出品を試してほしい
  • 「売る楽しさ」を実感し「満足価格」で取引してほしい

「もうちょっと高く売れたかも…」というモヤモヤをオークションで解消

- 新しいヤフオク!アプリの出品機能は、これまでと何が変わったのでしょうか?

ヤフオク!は「Yahoo!オークション」として1999年にサービスを開始し、ユーザーの声や時代の要求にあわせて、ルールやサービスを変化させてきました。
その過程で、既存ユーザーのニーズに応えた結果、既存ユーザーにとっては使いやすくても、新しいユーザーには分かりづらさが生まれていました。
出品者の要望をかなえる細かな設定ができる半面、初めて使う方にとっては何をどう設定するべきなのか判断に迷うことがあり、結果的に「オークションで出品するのは難しそう」と感じさせてしまっていた側面がありました。
また、オークション出品はYahoo!プレミアム(有料)への会員登録が必須だったので、会員の方しか出品できませんでした。

今回のリニューアルでは、より多くのユーザーにオークション出品を体験していただきたいと思い、アプリから無料で出品できるようにしました。
出品機能をシンプルな項目に絞り込み、誰でもフリマと同じような手軽さで利用できるように見直しました。さらに「初めて使う方でもカンタンに出品でき、より多くの売れる体験ができるように」との思いから出品時の入力項目のいくつかを、ヤフオク!が推奨する設定にして提供することにしました。

フリマとオークションの大きな違いは、価格が下がるか、上がるか。フリマでは値下げ交渉が活発です。一方のオークションでは、需要に応じて高く売れる可能性があります。「もっと高く売れたかもしれない」というモヤモヤや、モノによっては自分では価値がわからず、値付けできないこともありますよね。特にブランド品や限定品などの価値はわかりにくいですし、人によっては高くても欲しいと考える商品です。オークションは落札者によって適正な価格がつけられます。

私自身も、オークション出品での値上がりに驚いた体験があります。価値が分からず100円で出品したものが、最終的には4900円にまで値上がりしました。しかも落札した方から「本当に探していたのでうれしいです、ありがとうございます」とお礼のメッセージまでいただきました。こんな驚きがあるのも、オークションならではの楽しさ、魅力ですね。

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(ヤフオク!アプリの出品画面)

まずは無料で、オークション出品を試してほしい

- 新しい出品方法は、何という名前なのでしょうか?

この方法には、あえて名前をつけませんでした。ヤフオク!にはオークション出品があり、フリマ出品も昨年(2017年)スタートしています。新しい名前をつけることで出品方法が増えたように見え、ユーザーが混乱することを危惧しました。
シンプルに「無料で誰でもできるオークション出品」だと認識していただきたいです。

まずはアプリから無料でオークション出品を試してもらいたいです。慣れてきたら、プレミアム会員になって売り方を細かくカスタマイズする楽しさや、手数料がお得になる体験をおすすめします。

- 今回追加された機能の手軽さを具体的に教えてください

初めてオークションを使う方が悩みがちな項目をあらかじめ設定し、カンタンに出品できるようにしました。フリマの手軽さと、オークションの最大の特徴である「値上がりする機能」を兼ね合わせたイメージです。

オークションは時間がかかると思われている課題を払拭(ふっしょく)するため、開催期間を約1日に固定。翌日の21時から23時までに終了するように自動設定されます。この時間帯はユーザーが多く、出品された商品を見てもらいやすいからです。

価値のあるものは極限まで価格が競りあがってもらいたい、オークションならではの楽しみ方を提供したいという思いから、「自動延長機能」を設定済みとしました。オークション終了5分前から終了までに価格が上がると終了時間が延長される機能です。
また「安全・安心」の観点からも良い体験ができるよう、信用度が一定ラインを下回るユーザーからの入札を拒否する「入札者評価制限」もあらかじめで設定しています。

こうした設定がされていることで、スムーズにいけば、約3分くらいで出品することも可能になりました。出品の早さ・カンタンさに加えて、競りあがる楽しい体験、安全・安心な体験を提供できるようになっています。

「売る楽しさ」を実感し「満足価格」で取引してほしい

- リニューアルで提供したい価値、ユーザーへの思いを教えてください

これまでオークションを利用したことがなかった方に、競り上がる面白さや、売る楽しさを体感してもらいたいですね。そして、納得した対価を受け取っていただきたいです。

フリマなのか、気軽に利用できるオークションなのか、あるいは従来のきめ細かな設定をするオークションなのか。みなさんが自分の好みや商品特性に合わせて選べるよう、選択肢を提供し、今後も工夫を重ねていきたいです。

オークション出品のイメージは、以前は「高く売れるけれど、時間も手間もかかる」だったかもしれないですが、今後は「高く売れるのに、こんなにカンタン」と認識されるようにしていきたい。

「カンタン」と「高く売れる」、この二つの要素が両立する、サプライズのある体験を提供したいと考えています。

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(ヤフオク!の福井)

※記事内容および、社員の所属は取材当時のものです。

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