「10日で仕上げてください!」History of the Internet ~インターネットの歴史~

「10日で仕上げてください!」History of the Internet ~インターネットの歴史~

インターネットが生まれたのは、1969年10月29日。

初めてコンピューターで交わされた言葉は「L」と「O」の2文字でした。
これは「LOGIN」と送信しようとしたところ、最初の2文字を送信したところでクラッシュしたためだといわれています。
それから47年。インターネットは、私たちの生活になくてはならないものとなっています。

Yahoo! JAPANは、今年で20周年をむかえました。
「L」と「O」から始まったインターネットの歴史に、感謝の気持ち=「LOVE」をこめて、2016年までの20年間にインターネットの世界で起きたことを、絵巻物のようにまとめたのが「History of the Internet ~インターネットの歴史~」です。
企画を担当した内田さんと和気さん、ウェブ版の開発を担当した武藤さんにお話を聞きました。

- 今回、この絵巻物を作ることになったきっかけを教えてください。

内田:
Yahoo! JAPANが20周年を迎えるにあたり「インターネットへの感謝の気持ちをあらわしたい」と思ったことがきっかけです。

今回は、いわゆる歴史の年表のような見せ方にはしなかった理由は、ぱっと見た時「すごい!」と思わなければ、そもそも年表って見ないよな……と。私も学生時代は歴史の年表をじっくり見ようとは思わなかったので(^^
この絵巻物は、一度見始めるとずっと見続けてしまうような作りになっていると思います。

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(左から内田さん、武藤さん、和気さん)

- 絵巻物に描かれている内容はどうやって決めたのですか?

内田:
まず、インターネットの市場でこの20年間に起きたことを約1600項目くらい出してから、レベルを6(誰でも知っているような項目)から1(かなり市場に詳しくないと知らない項目)までの6段階に分けていきました。
最終的に、約1300項目くらいのできごとをピックアップして描いています。

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- これだけ多くのできごとを1枚の絵にまとめるにあたって、一番大変だったことは何ですか?

内田:
まず、イラストレーターの方のイメージでイラストを描いてもらい「○○さんが大きすぎるからもう少し小さくしてほしい」「これはもっと大きくしてほしい」などの調整を繰り返しました。
ただ、 「本当にこれは面白くなるのだろうか……?」と不安になったこともありましたね。
最終的なイラストのタッチを決定するところでもかなり悩みましたが、「ぱっと見た時にすごいと思われる」インパクト性を重視しました。

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- そもそも絵巻物は、壁画として見せる企画だったそうですが、これをウェブ上でも見せる仕組みはどのようにつくったのですか?

武藤:
3メートル×20メートルの絵巻物をウェブ上でも表現したい、ということで見せ方を検討した際に「たとえば地図サービスのように、拡大したりしながら自在に見られるようにしたらいいのでは」と提案したら、そのまま私が作ることになったんです(^^

和気:
企画段階から、ウェブでも見せたいという話は出ていたのですが、なかなか手をつけることができず……。このままでは間に合わない! と、他の案件を担当していた武藤さんに「10日で仕上げてください」とお願いしました。

武藤:
何年もかけて作り上げた地図サービスの仕組みを一人でつくるのはさすがに無理だと思い、まず、Yahoo!地図の仕組みを使えないかと相談したところ、そのままでは実装が難しいことがわかったんです。
その時、他のライブラリを教えてもらったのでそれを使いつつ、地図サービスの機能にはないような、各項目の前後に移動する機能や、項目別のURLをシェアできる独自機能を追加で作成しました。ライブラリの検証も含めて10日で作り上げたので、ちょっと大変でしたね……。

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(絵巻物の気になる場所をクリックするとさらに詳しい情報が見られるかもしれません。探してみてくださいね)

- この絵巻物をユーザーにどんな風に使ってほしいですか?

内田:
2000年以前は、インターネット全体の歴史を俯瞰(ふかん)できるものがないんです。
この年表はヤフーが調べた20年ですが、ユーザーのみなさんそれぞれが自分のインターネットの歴史を持っていると思います。
「ここは違う!」という目線でもかまわないので、この絵巻物を見ながらいろいろなことを話し合ってほしいですね。

和気:
インターネットを好きな人はもちろん、詳しくインターネットについて知らない人にも楽しんでいただけるものになっていると思います。

世代によってインターネットに触れはじめたタイミングは違うと思うので、当時はこうだったな、と思い出したり、自分の歴史とも重ねあわせて楽しんでみてください。

武藤:
まずは気になることを探してみてほしいです。そして、同じ時期に他にはどんなことがあったのかも調べてみてくださいね。

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- この絵巻物を使って、今後やってみたいことはありますか?

武藤:
絵巻物上で、謎解きや宝探しをやってみたいですね(笑)

和気:
この絵巻物の壁画を、3メートル×20メートルの大きさを実感してもらえるようなところに飾ってみたいです。工事現場とか、道路とか!

- 絵巻物の中で、一番思い出に残っているできごとは何ですか?

和気:
私は、以前働いていた会社(IT系)が描かれていなかったのがショックでした(^^

武藤:
私はゲームが好きなので、ゲームの歴史を追ってみました。たとえば「ゲーム」「人物」など特定の分野を追っていくなどいろいろな楽しみ方を見つけて、何度も見てほしいです!

内田:
あらためて「インターネットってすごい!」と思いました。
ユーザーのみなさんにもぜひ、この機会にインターネットの歴史をふりかえって、楽しんでもらいたいです。

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