長野県白馬村で「子どもプログラミングキャンプ」を開催

長野県白馬村で「子どもプログラミングキャンプ」を開催

Yahoo!きっずの浦添です。
8月19、20日にYahoo!きっずによる、子ども向けのプログラミング教室を長野県白馬村で2日間開催しました。 その様子をご紹介します。

(写真は開催場所のヤフー白馬ベース)

今回のプログラミングキャンプは、ただプログラミングをするだけではなく、レクリエーションも含めて、以下のようなバラエティー豊かな構成で実施しました。

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当日は、子どもたちもワイワイ楽しく開発・作品の発表まで終え、終了後のアンケートでは参加した20人の全員が「とても楽しかった」と回答してくれ、大成功で終えることができました。
私は当日、チューター(※1)の一人として参加しました。

(※1)チューター
プログラミングする子どもたちを助ける役割。今回1グループに1、2人のチューターがつきました。

最初にやるのは「コンピューター組み立て」!?

今回の参加者の中で、プログラミング経験のある子はごくわずかでした。
ゴールは「Scratch(子ども向けのプログラミング言語)」で自由に作品を作り、発表すること。ほとんどの子が「初めて」の状態から、次の日には自作のプログラムをみんなの前で発表しなければいけません。

そこで、段階を踏んでプログラミングをするために、まず実施したのが「コンピューターの組み立て」です。
プログラミングに使用するコンピューターとして、教育用に開発された小型コンピューター「Raspberry Pi」を使用しました。 

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(「Raspberry Pi」)

「コンピューターの仕組み」という簡単な講義のあと、Raspberry Piの箱を開け(※2)、ケーブルをつなぎ、電源を入れ…という、実際に手を動かす作業からスタートします。

(※2)本来はまずOSをインストールする必要があるため、インストールなどの準備は済んだ状態で箱に入れ直しています

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その後は、code.orgのHour Of Codeで、小学生にはおなじみの「マインクラフト」というゲームを通じてプログラミング体験をしてもらいました。
そこからScratchフェーズに進むことで、徐々にプログラミングの世界に足を踏み込んでいけるような構成にしました。

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(マインクラフトのHour Of Codeをじっくり体験中)

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(サンプルを見せながら、Scratchの使い方をチューターが説明) 

チューターのほとんどは有志のエンジニア

上記のプログラムは7名のチューターを中心に決めたのですが、メンバーのほとんどがYahoo!きっずのメンバーではなく社内で募った有志のエンジニアたちでした。

集まったメンバーはそれぞれ、子ども向けのプログラミング教室に興味があったり、趣味でRaspberry Piを使用していたり、Scratchを自身のお子さんに教えていたりするような個性豊かな面々。
通常の業務とうまく調整しながらプログラムを企画・検討し、当日のチューター業務も情熱を持って取り組んでいました。

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気づけば自然と教え合う関係に


子どもたちは白馬村とその周辺の3つの小学校から集まっており、お互いが顔見知りな子もいれば、初対面同士で同じグループにいるケースもあったので、初日はワイワイにぎやかな空気と、ちょっぴり緊張した空気が交ざった空間でした。

ですが、2日間を通して同じプログラムを行って一緒にご飯を食べながら取り組んでいるうちに少しずつ打ち解けてきて、気づけば隣の席同士で「ここは〇〇だよ」と自然と教え合う空気が出来上がっていました。

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そのように子ども同士の関係性も築きながら、当のプログラミングの方もメキメキと上達して成長していく様子は、驚きと感動の連続でした。

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(子どもたちがScratchで作った作品の一部。ハチの大群から逃げるゲーム)

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(みんなの前で作品発表。担当したチューターから講評を受けます) 

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(最後の修了式で、チューターから修了証を受け取りました) 

「かっこいい先生」になる代わりに

実は、私は今回参加したチューターの中で唯一、エンジニアではなくデザイナーだったので、使える言語といえばHTMLとCSSくらいで、業務でプログラミングはほぼやっていませんでした。
そのため「プログラミング教室のチューターお願いね」と言われた時には、「本当に自分で大丈夫か?」と不安だったので、前日までにScratchの初心者向け講義を頭に入れて臨みました。

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(とてもお世話になった、Scratchの入門動画) 

 
実際始まってみると、「よし、上手くポイントを教えられたぞ!」と思う部分もあれば、自分のScratch(やプログラミング)への理解が足らずに手探りで進めてしまった部分もあり、担当グループの子どもたちに対して申し訳なく感じることもありました。
ただ、私のグループにはもう一人Scratchに精通したチューターがいたので、主にそのメンバーにたくさん助けてもらいながら無事に終えることができました。

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二日目の終了後、「ああ、自分はかっこいい先生になれなかったな……」と思ったのですが、子どもたちが「自然と助け合い、支え合う」ことと、自分がチューターを担当する中で周りのエンジニアにたくさん支えてもらったことは、本質的には同じこと。
大人になってからも大事なことを、子どもたちは自ずと実践していたのだなと感じました。
子どもに教えるつもりが逆に教えられていた、ということは教育の現場でよく聞く光景だと思いますが、まさにそんな二日間でした。

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おわりに

この度の開催にあたり、白馬インターナショナルスクール設立準備委員会や白馬村の方々にご協力いただきました。また、地元の皆様からは新鮮なお野菜や果物などの差し入れもたくさんいただきました。ありがとうございます!

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(初日の昼食。屋外で焼きそば作り)

これからもYahoo!きっずでは、子どもたちの未来を育む活動に取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

ちなみに、このプログラミング教室は今後も定期的に、また他の地域でも展開していく予定です。次はあなたの住む場所にお邪魔するかもしれません!(^^

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Yahoo!きっずの石田です。白馬でのキャンプの次週8月26(金)、27(土)、多摩市立東寺方小学校で開催された「プログラミングサマーキャンプ」にヤフーのボランティアメンバーが、保護者のみなさんと一緒にサポーターとして参加しました。

17名の子どもたちが、白馬のプログラムと同じようにRaspberry PiでScratchを起動してプログラミングを体験しました。
ゲームの制作だけでなく、LEDを点滅させたり、モーターやサーボを動かして「自動運転車」を試したりも。LEDの色と同じ色のキャラクターを画面上で踊らせるなど、私たちも驚くようなプログラムを開発していました。

このように、学校や保護者が主催する、子どもたちの可能性を広げるためのイベントのお手伝いもしていきたいと思っています。