子どものスマートフォン利用のルール

子どものスマートフォン利用のルール

生まれたとき、または物心がつくころからインターネットやパソコンなどが普及していた環境で育った世代は「デジタルネイティブ」と呼ばれています。
日本では、インターネットは1990年代半ばより普及したため、これ以降に生まれた世代をいうことが多くなっています。

平成25年度の内閣府による調査結果によると、青少年が所有する携帯電話・スマートフォン(以下、スマホ)のうち、スマホの占める割合は、小学生では1割台後半、中学生では約5割、高校生では8割台前半となっているそうです。

ヤフー社内でも、子どもがいる社員同士で「子どもにスマホをどのように使わせたらよいか」という情報交換をしています。普段いくら使い慣れていても、子どもたちに安全に使わせるためにはまた違った知識が必要になるようです。

今回は、中学生と高校生の子どもを持つ服部さんに、どのようにスマホを利用させているのかについて聞きました。

- お子さんがスマホを使い始めたのはいつごろからですか?

娘2人(中2、高2)は私がこういう業界にいる関係もあり、ゲーム機をはじめパソコン、iPhone、iPadなどの数多くの機器に触れ、今「デジタルネイティブ」と呼ばれている子どもたちと遜色ないぐらい使いこなしているのではないかと思います。

子どもたちにどのようにスマホを与えてどんな管理をしているのか、一つのノウハウとして参考にしていただければと思います。

まず、スマホは以下の手順を踏んで使わせました。

【小学生以前~小学生】

外出先などで、迷子にならないよう連絡用に持たせたい時に、私の携帯やスマホを一時的に渡していました。

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(イメージ:アフロ) 

【中学生】

家でのWi-Fi利用(ゲームやLINEなど)は解禁。
家の外では塾、部活や試合の遠征など必要なときだけ持たせています。

【高校生以降】

高校生になると、同級生たちが自分のスマホを持っていることも多いので、本人に持たせています。ただ、完全に本人に自由には使わせていません。

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(イメージ:アフロ)

- お子さんたちにどのようなルールでスマートフォンを使わせていますか?

まだ未成年ということもあり、自分自身で利用料金を払えないのでスマホ関連の活用については、すべて親がきちんと管理すると決めて、子どもたちにも理解してもらっています。
我が家のルールをご紹介します。

中学生まで:学校には持っていかず、帰宅後22時まで
高校生以降:学校に持って行って良いが、22時まで
共通:22時以降は居間に置いて部屋に持ち込まないこと

ロック:
ロックを掛けてもよいが、きちんと親にパスワードを教えること

位置情報:
「iPhone を探す」で所在地を検出できるようにすること

写真:
iCloud で家族全員がフォトストリーム化

制限:
機能制限を利用して、勝手に位置情報を解除しないようロック

アカウント:
1)App Store アカウント
中学生まで:
親のアカウントを設定し、アプリを入れたいときは親がパスワードを入れてインストールすること
高校生以降:
自分のアカウントを許可、ファミリーアカウント設定で親のアカウントに紐付け。有料アプリは親の承認が必要

2)SNS アカウント
メールアドレス、LINE、Twitter、FaceBook のアカウントを親に教えること

- 実際には、どのような管理をされているのでしょうか。

【利用時間管理(中学生まで)】
Moment というアプリを利用して、毎日、どこで、どの程度スマホ(iPhone)を利用しているか不定期チェックしています。このアプリを入れておくことで、毎日の利用時間やGPS情報などのログを取得して確認できます。また、設定された利用時間を超過すると通知する機能などもあります。

課金すればリモートで確認もできるようですが、まずは不定期チェックだけでもと思い利用しています。

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【機能制限】

iOS の機能制限機能を利用して、位置情報やアカウントなどを解除できないようにしています。

「設定」>「一般」>「機能制限」>「アカウント」

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【写真】
iCloud のフォトストリームを私のアカウントで設定、写真アプリを見るとどんな写真を撮っているか確認できるようにしています。

「設定」>「iCloud」>「写真」>「マイフォトストリーム」

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【位置情報】
同じく、iCloud の「iPhone を探す」機能を利用して、今どこにいるか把握できるようにしています。

「設定」>「iCloud」>「iPhoneを探す」>「iPhoneを探す」

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- こんなに細かく管理しているのですね!

はい、少し細かすぎるかもしれないですが「自分で働くようになったら自由に使ってよし」という方針のもと、管理を徹底しています。
子どもたちには、ルールを守らないとどうなるのかを意識させた上で、スマートフォンを使ってもらいたいと思っています。すべて監視、管理ではなく、見えない柵は用意しつつ、その中で自分の考えや判断ができるよう育てています。

また、勉強する部屋にスマホを持ち込まないというルールは、スマホが手元にあると、つい使ってしまうことを私もよくわかっているので(^^ 何かをするときは、そのことにきちんと集中できるようになってほしいなという思いからです。

これがベストだとは思っていませんが、スマホの機能でいろいろ管理できるので、こういう管理をしている家庭もあるという参考にしていただければと思います。

【関連リンク】
インターネット5つのルール(Yahoo!きっず)
ケータイ・スマホの使い方マナー(Yahoo!きっず)
平成25年度 青少年のインターネット利用環境実態調査(内閣府)