「ツール・ド・東北 2015」約3500人のライダーが宮城県の三陸沿岸を駆け抜けた

「ツール・ド・東北 2015」約3500人のライダーが宮城県の三陸沿岸を駆け抜けた

東日本大震災からの復興支援を目的としたサイクルイベント「ツール・ド・東北 2015」(河北新報社とヤフーが主催)を、9月13日(日)に開催しました。

直前に関東や東北地方を襲った豪雨の影響が心配されましたが、大会前日のライダー受付から予定通りに始めることができました。
(豪雨で被災された皆さまにはお見舞い申し上げます)

今年で3回目となる大会は新たな試みとして、宮城県気仙沼市から石巻市を走る片道コース(95km)を新設。去年より多い3,478人のライダーが、60kmから211kmまでの計5つのコースに分かれて三陸沿岸を駆け抜けました。写真は石巻専修大学をスタートして211kmを走るライダーの皆さん。(午前5時半すぎに撮影)

昨年60kmを完走したキャロライン・ケネディ駐日米国大使は、気仙沼発の片道コースに参加。雨もやみ雲間から青空も見えるなか、午前8時半に気仙沼プラザホテル前をスタートして、ゴールの石巻専修大学を目指しました。

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ケネディ大使は途中のエイドステーション(ライダーの休憩地点)で震災の犠牲者に対して献花されました。

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震災から4年半。コースから見た昨年との一番の違いは、復興に向けた工事で作られた土盛りの大きさと多さでした。一方で震災当時のままの姿で残ってるところもあり、復興への長い道のりをあらためて感じました。

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エイドステーションでは地元の皆さまによるおいしい料理が提供され、アップダウンの続くコースで疲れたライダーを癒やしました。 沿道の応援は昨年以上に多くなり、大会のテーマである「応援してたら、応援されてた」のシーンが今年も各地で見られました。

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午後から雨が降るあいにくのコンディションとなりましたが、タイムリミットとなる午後5時半までに多くのライダーが石巻専修大学にゴール。ケネディ大使(写真左上)や同じ気仙沼片道コースに参加した広報大使の道端カレンさん(写真右下)も完走しました。

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「ツール・ド・東北」では過去2年間、地元の家庭にホームステイする「民泊」を実施してきました。今年はその実績が認められ、有償での「民泊」が実現しました。2日間で225人が参加し地元の方との交流を深めました。写真右側の3人は台湾から参加し211kmを完走しました。

大会運営を統括する須永は今大会を振り返った感想をこう話しています。
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ツール・ド・東北を10年以上続くイベントに育てていくためには「地元のお祭り」にしていくことが大事だと思っています。地元の皆さまが自分たちのものとして、楽しみながら盛り上げていっていただけるようになったら、ずっと続くイベントになるのではないでしょうか。

今年はその意味で大きな一歩になったと思っています。エイドステーションで提供する食事のメニューや郷土芸能の実演などは、地元の皆さまに考えていただきました。
大会前にコース視察をした時には「今年も盛り上げるよ」と声をかけていただくなど、大会が地元に浸透しはじめていると感じました。

来年以降も皆さまとの連携を強化し、その「輪」をさらに広げたいですね。
今年実現した「民泊」の有償化など、大会をきっかけに東北を訪れる方たちの思いを復興支援につなげるような仕組みを作っていきたいと考えています。
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2015年大会もクルーや地元の皆さま、協賛企業をはじめ多くの皆さまのご支援とご協力で開催することができました。本当にありがとうございました。



復興への思い胸に 「ツール・ド・東北2015」宮城県沿岸部を3478人が疾走 (cyclist)